浮気調査を依頼する探偵の選び方8つのチェック項目と依頼時の注意事項

浮気調査を依頼する探偵の選び方
最終更新日 2024/1/31

 
企画・執筆・編集者:興信所探偵ナビ 編集部
 
信頼できる探偵事務所を選ばないと、調査力がなくていつまでも調査が続いたり、思うような結果が出なかったり、悪質な探偵事務所に騙されたりする可能性があります。

というのも、数多くの探偵事務所が全国に存在していて、悪質な業者からの被害が多く挙がっているからです。

この記事では、ホームページでチェックできる浮気調査で信頼できる探偵事務所の選び方、ホームページを見て決めた事務所との相談時にチェックする信頼できない事務所の見分け方、そして、依頼する側の騙されない心得をお伝えします。

浮気調査で信頼できる探偵の選び方(相談前のホームページの8つのチェック事項)

浮気調査で探偵の上手な選び方8か条

相談前の選び方1:探偵業の届出が出されていること

探偵業を営む事業者は、営業を開始する日の前日までに営業所の所在地を管轄する都道府県公安委員会に届出をし、届出証明書が必要です。これは、2007年6月1日に施行された「探偵業の業務の適正化に関する法律」(探偵業法)に拠ります。

これらの届出は、国家資格のような資格が必要というわけではありませんが、従業員名簿も用意し、氏名、採用年月日、従事させる探偵業務の内容を記載する必要もあります。

資格じゃないにしても、まずは、この届出もなしに活動している探偵事務所もたくさんありますので、ホームページで届出番号を確認できることが最低限のチェック項目です。

また、この証明書は、営業所の見やすいところに掲示されているはずです。

相談前の選び方2:調査料金が記載されている

浮気調査の調査料金ですが、ホームページ上で時間ごとの料金にせよ、パック料金であれ、記載せず、「まずは相談してください」という探偵事務所は、選ばない方がいいです。

仮に、調査料金がしっかり記載されていても、追加料金や別途費用がたくさんかかる探偵事務所も非常に多いため安心はできませんが、直接相談時に、記載されている料金と異なった料金を示された場合は、納得いかない説明であれば、断ることを忘れないでください。

相談前の選び方3:探偵の看板があること

探偵業を営んでいるのに、事務所の看板もないしっかりとした表札もないということであれば、怪しい事務所かもしれません。

探偵業を営んである程度の年月が経っていれば、看板の一つあるのが当然です。看板があるということは、悪いこともしづらいですし。

お店や弁護士・司法書士などの事務所で看板がない場合、一部の例外を除き、信頼がある事務所・お店とは言えないと思いますよね。

相談前の選び方4:サンプルの報告書の記載があること

浮気調査の実績があり、信頼がある探偵事務所は、サンプルの報告書をホームページで掲載していることが多いです。

相談側としても、これだけしっかりした報告書を作ってくれるなら安心!という探偵事務所としては唯一の成果物ですので、他の事務所が掲載しているのに、自分のところで掲載できないということは、良質な報告書を作成できるスキルがないか、他の事務所の動きを把握していない調査不足な事務所である可能性があります。

相談前の選び方5:探偵の業界団体に所属していること

探偵の業界には、いくつかの業界団体があります。業界団体には、内閣総理大臣認可法人の「全国調査業協同組合」やかこに公益法人として認可されていて現在は一般社団法人の「日本調査業協会」などもあります。

こういった団体は、探偵事務所の業務の適正化を目指していますので、仮にトラブルが起きた場合でも、そういった業界に属している事務所であれば、フォロー・サポートしてくれるので安心感が出ますね。

これらの探偵業界に加盟していれば100%安心ということは当然ありませんので、しっかりと事務所を見極める必要があります。とはいえ、国としても次の3つの団体はある程度信頼できると考えていますので、この3つの団体のいづれかに加盟している事務所はある程度信頼できると考えてもいいでしょう。

・一般社団法人 日本調査業協会
・内閣総理大臣認可法人 全国調査業協同組合
・特定非営利活動法人 全国調査業協会連合会(NPO全調協)


相談前の選び方6:誇大広告がないこと

「必ず成功します!」などといった謳い文句を大っぴらにホームページ上に掲載している探偵事務所もありますが、こういった事務所には注意が必要です。

調査力がいくら高くても、状況によってうまくいかないことも起こりうるし、何より「成功」というのが何を持って成功と見なすかは、相談者が求めていることを満たしてこその成功です。

何より実績がしっかりある事務所は、そんなギリギリの誇大広告で相談者を引き付ける必要はないはずです。

相談前の選び方7:調査料金が安すぎないこと

浮気調査の調査料金は、ある程度平均的な相場が決まっています。その相場から明らかに逸脱して調査料金が安く、それをウリにしているホームページは返って怪しいと疑う方がいいでしょう。

なぜなら、浮気調査は、尾行や聞き込みという人間が行う調査です。

人間が行う以上、人件費がかかりますし、車やバイク、カメラや無線など必要になるはずですから、平均的な費用から逸脱した調査料金が設定されている場合は、何かカラクリ(GPSだけの調査だったり、2人の調査を1人で行っていたり)があると思って当然でしょう。

相談前の選び方8:浮気調査の成功報酬の定義が記載されていること

選び方6:誇大広告がないことでも触れていますが、何を持って成功なのかを明確にしなければ、探偵事務所の理論では成功でも、依頼者側の理論では、全く成功ではない!ということが起きてしまいます。

元々、探偵事務所として「成功報酬プラン!成功しなければ、料金はいただきません!」といったプランの場合、依頼者側は、明らかに納得していないのに、事務所から「成功しましたので、50万円です!」と言われて、喜んで支払うことはできないでしょう。

ホームページ上で、成功報酬の定義についてしっかり記載されている事務所は少ないですので、成功報酬プランの事務所に依頼をしようと思っている方は、事前の相談時に必ず成功報酬の定義について、厳格に確認する必要があります。

浮気調査で探偵の面談時の上手な選び方 6つのチェック項目

浮気調査で探偵の選び方(面談時)ホームページでのチェックを行い、相談する探偵事務所を決めたなら、実際に相談員と相談することになります。

ここで、実際の調査方法、調査時間、調査日時、見積もり額など詳細が決められるのですが、本当にこの事務所に頼んでいいのか最終チェックする場面でもありますので、以下に相談時にチェックすることをお伝えします。

面談時チェック1:相談する場所を確認

どこで相談するかは実は非常に重要です。

相談する場所は、探偵事務所が好ましいです。確かに、わざわざ遠い営業所に出向くのは嫌だ!という気持ちもわかりますが、例えば、最寄りの喫茶店などで相談した場合、話は誰かに聞かれてしまいます。

何より、その事務所が信頼できるとわかるまでは。個人情報は知らせない方が無難です。

もちろん、この事務所に依頼する!と決めたなら、しっかりと個人情報含め開示しますが、そうでない場合、詳しい住所など教える必要はないです。

電話やメールで相談の依頼をした場合も、名前や詳細な住所はまだ明かさなくていいのです。

また、実際に探偵事務所を訪れてみれば、その事務所の雰囲気、他の従業員の様子など、信頼できるかどうかを測ることもできます。

相談場所が、事務所ではない場所を指定された場合、本当に事務所があるのか警戒する、なぜ事務所じゃないのか確認する必要があります。

面談時チェック2:契約締結を急かさないことを確認

探偵の仕事も、他の商品と同様であることを忘れないでください。

例えば、引越しというサービスを利用するときには、複数の引越し業者から見積もりをとると思います。また、色々な商品を買うときは、高価なものであるほど、どういったことができるのか、どんなメリットがあるのか、他の商品と見比べた上で商品の購入をするのが常識ですよね。

探偵に浮気調査をするときも同様です。急いで調査をしてもらいたいという焦る気持ちはわかりますが、急いでいることで、悪質な業者にひっかっかってしまうことが多いです。

早くお金を払ったからと言って、問題が確実に解決するわけではありません。他社と比較した上で、比較検討する時間が必要です。

ですから、今すぐ決めてください!と言って契約を迫ってくる事務所に依頼することがないようにしましょう。

信頼できる探偵会社は、決してそんなことはしません。

面談時チェック3:相談者の対応が丁寧なこと

相談員と話してみると、この人は嫌だな!という印象は大事にした方がいいです。

いくら優秀な方でも、今後契約締結となれば、何度もやりとりすることも考えられますし、自分の個人情報も開示することになります。

話していて、信頼できるな!と思った探偵事務所に絞った方が結局満足度が高いです。

面談時チェック4:見積書を出してくれることを確認

探偵法には、契約締結の際の依頼者側との注意事項が細かく規定されています。

例えば、不動産を購入するときや賃貸するときなど、不動産会社は、重要事項説明書のなかで重要事項を説明する義務があるように、探偵事務所も、重要事項の説明を行う義務があります。

契約書には、調査期間、調査料金や支払い方法、契約の解除(違約金)などについて記載しなければなりません。

そういった重要な時効の説明がない場合や契約書がない場合は、しっかり作成してもらわないといけません。

面談時チェック5:すぐに連絡ができる体制になっていること

例えば、個人事務所など、事務所への連絡手段が個人の携帯電話のみの場合など、常に連絡が取れない可能性があります。また、尾行の際は、写真を前から収めたり、不倫相手の素性を追うためにも、必ず3名以上の人員は必要になります。

連絡が取れる体制であること、人員がしっかり揃っていることもしっかり確認するようにしましょう。

たとえ、調査料金の時間あたりの単価が安いとしても、決定的な証拠が取れなかったり、時間が余計にかかったりと、結局は調査料金が高くなったりすることになりやすいです。

面談時チェック6:成功報酬の定義が明確になっていること

成功報酬をうたっている探偵事務所は、かなりの数あります。この成功報酬って言葉、結構危険な言葉なんです。

先ほども記載していますが、依頼者側は、「浮気している事実がしっかりとわかる証拠を提示してもらう」ことが成功ですが、探偵事務所側は、「浮気していない」とわかることも成功ですし、「浮気はしているが、誰と浮気をしているかはわからない」や「浮気はしているが、ホテルに入ったかどうかはわからない」「浮気をしていて、ホテルに入ったが、写真が不鮮明。でも、間違いなく浮気はしていることは確認した」なども成功と見なすことも当然あり得ます。

ですから、成功報酬という料金設定を選ぶ場合は、何をもって成功と見なすかという定義を事前にしっかりと説明してもらい、納得した上で依頼するようにしましょう。

納得できない場合は、泣き寝入りすることを避けるために、契約をする前に、違う事務所に依頼することをおすすめします。

依頼者側の探偵の選び方の注意事項



選び方の注意事項1:自分自身を落ち着け、複数社から見積もりを取る

浮気調査を依頼するとき、冷静でいられること自体はとても難しいことです。

しかし、探偵事務所を選ぶという段階では、冷静さを保つことが悪質な事務所を排除し、信頼できる事務所を見つけることに繋がりますし、何より調査料金を安くすることにもなります。

早く調査してもらいたい!という気持ちは、いざ事務所に相談に行った際、すぐに見破られます。焦っている客、気が動転している客を騙して、高い金額で売りつけるのは非常に安易なことです。

ぜひ、焦らず、数社(最低でも2社、実績のある探偵社と気に入った料金の安そうな事務所)に見積もりを取ってもらってから、両者比較して、依頼する事務所を決めると良いでしょう。

選び方の注意事項2:情報を正確に正しく隠さず教えること

相談する際、探偵事務所に情報を隠すことは得策ではありません。

隠しておきたいこともあるかもしれませんが、ぜひ全て相談員に話しましょう。そのちょっとした情報が、調査時間の短縮に繋がり、調査料金の低減に繋がるものです。

相談員に聞かれたことは、過去の経験から、調査をするにあたって、確実に確度の高い調査日、調査時間、調査人数を決めるためのものですので、ぜひ素直に全て教えることをおすすめします。

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この記事の執筆者

興信所探偵ナビ編集部

本記事は興信所探偵ナビを運営する株式会社cielo azulが企画・執筆・編集を行いました。